12人の怒れる男

1957年に公開されたサスペンス映画です。もとはドラマとして放映され、その人気を受け制作されたそうです。 白黒 […]

1957年に公開されたサスペンス映画です。もとはドラマとして放映され、その人気を受け制作されたそうです。
白黒映像の古い映画ですが、そんなことは全く気にならない面白さです!

なんとこの映画、96分という内容のほぼ全てが1つの部屋の中で動いていきます。しかし退屈する暇はありません。
ただ偶然選ばれた12人の陪審員が、ある事件についての真相に迫っていくというストーリーですが、この映画の面白いところはその陪審員たちのキャラクタがつくるドラマなんです!

12人という大人数なのに埋もれるキャラは一人もおらず、それぞれが意思を持っています。
そして起こった事件をきっかけに、全く関係のなかった12人が少しずつ影響を与えあい、それが自身の人生論にまで影響を及ぼしていきます。

とにかくキャラの掛け合いが面白いです。主役級のキャラクタが事件の真相についてあるキャラクタと対立するのですが、そこではある種敵を打ち負かすような、王道的なカタルシスを味わうこともできますし、単純にミステリとして謎が紐解かれていく気持ちよさを味わうこともできます。
そして事件について論議することで自身の在り方について考えるキャラクタ達にはとてもよく共感できます。観賞後の情緒は是非観て味わって頂きたいです!
そして観終わった後は、こんなに面白い映画がほとんどただ1つの部屋で展開されたという事実に快感を得られる筈です!
ほんとに面白いです!とにかくキャラクタの感情表現が上手い!アクションなどの派手なシーンはありませんが、彼らの論説はアクションシーン並みの気持ちよさです!是非観てほしい作品です!