未だ輝きを失わないミュージカル映画の傑作“シカゴ”

この映画のもとになった舞台「シカゴ」の初演は1975年のブロードウェイ。評判を呼び、ロングランとなりました。1 […]

この映画のもとになった舞台「シカゴ」の初演は1975年のブロードウェイ。評判を呼び、ロングランとなりました。1996年のブロードウェイでの再演時、トニー賞最優秀再演ミュージカル作品賞を受賞。ブロードウェイに限らず、いまだ世界中で公演されており、愛され続けている作品です。最近では、2014年に、あの宝塚歌劇団によって舞台化されていますね。好評だったこともあってか、2016年7月、宝塚歌劇団によるニューヨーク公演が行われています。日本公演と同様、こちらも大盛況だったようです。本場で公演を実現させ、その舞台が評価されることは、同じ日本人として誇らしい気持ちがします。8月からは日本でもその凱旋公演が行われているようですね。

この作品はこの舞台をもとにして製作された映画です。2002年の作品ですので、古いと思われるかもしれないですが、ミュージカルとしてのシカゴはいまだ古びてはいません。時を超えて愛される力のある作品です。このまま埋もれるのはもったいないと思います。

映画“シカゴ”は、アカデミー賞6部門受賞作品です。ナイトクラブのトップ女優ヴェルマ・ケリーのような“スター”になることに憧れる、平凡な女ロキシー・ハート。彼女は、敏腕弁護士ビリー・フリンの手を借り、メディアをうまく使って、イメージで世の中を騙し、注目を浴びていきます。彼女はどのようにして世間の注目を集め、スターダムをのし上がっていくのか。その物語です。

この作品はとにかくミュージカルパートが素晴らしいです。あのクールビューティなキャサリン・ゼタ=ジョーンズと、かわいらしいキュートなレニー・ゼルウィガーの大人っぽくてセクシーな歌声とダンスは必見ですよ。脱ぐわけではないですが、正直、かなりエロいです。なんでしょうか、彼女たちの肉体の圧倒的な存在感!ハリウッド女優にこれだけ体をはられたらやっぱりかなわないなと思わされます。歌もダンスも素晴らしくて何度も見たくなりますね。リチャード・ギアはチャーミングですね。うまくはないですが、なんかかわいらしいんです。脇役もいい味出してますね。この作品は、歌詞(台詞)もいいのでそちらもぜひ注目してほしいと思います。

洋画と言えば、字幕でみるのが当たり前だったと思いますが、今は、洋画も吹き替えでみることが増えてきているようですね。でも、この映画は字幕でぜひ見てほしいです。歌やダンスを息遣いまでを感じながら観るのがおすすめです。

ミュージカル映画の良いところ。それは、お気に入りのシーンで流されていた音楽を聴くと、その音楽が使われているシーンが頭にはっきりと浮かんでくるところです。頭の中で演者が勝手に歌い、踊りだすんですよね。音楽を聴くたびに映画の世界が頭の中に広がって追体験できるんです。この映画が気に入ったら、ぜひ、サントラも手に入れて、この映画の余韻に浸ってみてはいかがでしょうか。